10月の院内ミーティングにて歯科衛生士の船元が歯科往診について発表しました。
⭐︎歯科往診とは…
歯科医師が患者様の自宅や施設、病院などに赴き、歯科治療を行うサービスを指します。主に通院が困難な高齢者の方や障がい者の方、入院中の患者様などを対象に提供されており、患者様が自宅にいながらにして必要な歯科ケアを受けられるというメリットがあります。当院は提携させていただいている施設に歯科往診をしています。 歯科往診は、近年、少子高齢化社会の進展とともに注目が集まっています👀特に高齢者の方は、加齢による身体機能の低下や、通院が困難な病状があるため、歯科往診は非常に有用なサービスとなっています。歯科往診は生活の質を向上させる重要な手段となります。
⭐︎歯科往診のポイント…
💡往診に対応できる設備や器具が必要
歯科医院と同様の治療を行うためには、ポータブルな歯科機器や器具が必要です。当院では「VIVA ace 訪問歯科診療ユニット」を使用しています。高性能マイクロモーターや超音波スケーラーが搭載されています。他には口腔ケアを行うための器具を歯科医院から持参しています。
💡患者様の状態に応じて治療内容が異なる
歯科往診では、基本的な診察や治療が行われるほか、口腔ケアや予防歯科も重要な役割を果たします。特に高齢者の方の場合、口腔内の健康が全身の健康に影響を与えることが多いため、虫歯や歯周病の予防が重要です。また、誤嚥性肺炎予防のため口腔内の衛生状態を保つために、歯科衛生士が定期的にクリーニングを行うことも重要です。
⭐︎歯科往診のメリット…
患者様は移動の負担を軽減でき、体調が悪化することなく治療を受けることができます。また、訪問診療では患者様の生活環境に応じた個別のケアが提供されるため、より適切な治療が行えます。特に高齢者の方や寝たきりの患者様にとっては、通院が難しい状況でも、在宅で専門的な歯科治療が受けられることが大きな利点です。
⭐︎歯科往診の課題…
往診のための交通手段や移動時間の確保が必要となり、これが医師の負担となることがあります。また、往診先での治療環境が整っていない場合、適切な治療を行うことが難しくなる可能性もあります。
とはいえ、歯科往診は、特に高齢化が進む現代において、非常に重要な医療サービスであり、今後ますます需要が高まると予想されます。歯科往診を行うためには、医療提供者が柔軟な対応と専門的な知識を備えることが求められます。今後の医療の進展とともに、歯科往診をより多くの患者様に届けられるよう励んでいきたいです🍀
